ホラーアカデミア#3 〈妖怪馬鹿〉の育ち方

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今回のホラーアカデミアは、〈妖怪馬鹿〉※をキーワードに、妖怪文化の受容がどのように成立していったのかを文化の発信・受容者たちが語り合います。
サブカルチャーに妖怪が最も満ちている現代、妖怪文化はどのように受容されているのか。

Webを中心として妖怪文化の発信を続けている氷厘亭氷泉・式水下流は、アカデミアの妖怪研究に何を求めるのか。
永島大輝・飯倉義之ら、アカデミアの妖怪研究者たちは有志の妖怪研究コミュニティーから何を受け止め、その活動を相対化するのか。
世代(第一~第四世代)間の受容の差や、どのメディアから妖怪文化を受け止めたのかによって生まれる差を中心に、妖怪文化を考えます。

※京極夏彦・多田克己・村上健司『妖怪馬鹿』(新潮社、2001)

[登壇者]

氷厘亭氷泉
 イラストレーター。新・妖怪党、山田の歴史を語る会同人。『和漢百魅缶』『妖界東西新聞』『大佐用』など妖怪作品や紹介もネット上でひろく公開中。錦絵・合巻全般が本来の研究領域。

式水下流
 妖怪造形家・山田の歴史を語る会同人。郷土玩具や児童書、特撮に見えたる妖怪が主な守備範囲のおばけ好き。

永島大輝
 公立中学校で働きながらお化けの調査をする。専門は民俗学。共著に伊藤慎吾編『妖怪・憑依・擬人化の文化史』(笠間書院)

飯倉義之
 國學院大學准教授。専門は民俗学・口承文芸学。編著に『47 都道府県・妖怪伝承百科』(丸善出版)、『怪異を魅せる』(青弓社))

廣田龍平(司会)
 筑波大学大学院博士課程。専門は文化人類学・民俗学。訳書にマイケル・フォスター著『日本妖怪考』(森話社)

[監修] 一柳廣孝(日本近代文学研究者、横浜国立大学教授)


[日時] 2017年12月24日(日) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)

[会場] Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
     東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F (1F割烹「いちりん」右階段上がる) (Googleマップ)
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
 
[料金] 1500円 (当日券500円up) 

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