円居挽×若林踏
新世代ミステリ作家探訪vol.2:遠心力は京都の彼方に/円居挽は荒野を目指す

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円居挽といえば、綾辻行人や麻耶雄嵩ら数多くのレジェンド級作家を輩出した京大ミステリ研出身。自身もその京都を舞台にした「ルヴォワール」シリーズで作家デビューを飾っており、その出自や謎とロジックを重視する作風から、1990年代の一大ムーブメントであった新本格世代への憧憬が伺えます。また、先輩にあたる清涼院流水のJDCシリーズに対する思い入れを、こんなエッセイで表明していたりもします。

そうしたミステリコアへの求心力の一方、現在公開中の映画「カイジ ファイナルゲーム」のノベライズ、あるいは『FGOミステリーシリーズ』や『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 小説アンソロジー』など、他作家の漫画やゲームをベースにした、クロスジャンル――<ジャンル外>への拡散力を発揮する作家でもあります。

これまでのミステリ作家にはないその柔軟性とフットワークには、目を瞠るものがあります。彼が今後、作家としてどういうポジションで地歩を築こうとしているか、またジャンル外とのコラボレーションにここまで熱心に取り組む理由を聞いてみたいと考えました。

昨年末に発売された『このミステリーがすごい!2020年版』の「私の隠し玉」コーナーでのコメント、「来年(2020年)はもうちょっとオリジナルを頑張りたい」を踏まえると、外部とのコラボを経て、今年はコアへの回帰を目指す姿勢が見えます。
はたしてその“オリジナル”とは、ミステリへの求心力を発揮する作品なのか、さらに遠心力を発揮して、ジャンル外に飛び出していこうとする作品になるのか?
デビュー10周年を迎える円居挽の“いま”と“これから”に迫ります。


[出演] 円居挽若林踏

[日時] 2020年2月24日(月/祝) 開場・15:00 開始・15:30 (約2時間を予定)

[会場] Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
     東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F(1F割烹「いちりん」右階段上がる)(Googleマップ)
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
 
[料金] 1500円 (当日券500円up)
Price1500
↑ご予約希望の方は上記のバナーをクリックしてください。販売ページにリンクしています。

終演後に出演者を交えてのフリーフード&フリードリンクの懇親会を開催します(約2時間)。参加費は3500円です。懇親会参加者には、入場時にウェルカムの1ドリンクをプレゼント。参加希望の方はオプションの「懇親会」の項目を「参加する」に変更してお申し込みください。参加費も一緒にお支払いただきます。
※懇親会に参加されない方は、当日受付時に別途1ドリンク代500円が必要となります。(2ドリンク購入の場合は100円引きの900円とお得です)
 
※ご注文者には整理番号をメールでご連絡します。
 お申し込み時に住所をご記入いただきますが、チケットの送付はいたしません。
 当日会場受付にて、名前、整理番号をお伝えいただければ入場できます。
 
※お支払い後のキャンセルは一切受け付けませんのでご注意ください。
 
※銀行振り込み決済の締め切りは2月21日(金)午後3時、カード決済の締め切りは当日午前0時です。